先輩の声3

Sさん
所属:事業課主任 職業指導員(クリーニング)
入社年:平成29年4月1日(正職員)
※平成14年からパートとして勤務
入社のきっかけ
最初のご縁は、25年前のお話になりますが、ヤクルトに勤めていて、この光明舎に訪問販売の担当としてきていました。
その後、短時間での仕事を探していた時期、知り合いから光明舎で求人募集していることを聞き、「光明舎なら少しは雰囲気も分かるし、やってみようかな」と思い応募しました。無事、採用に至り、正直、最初は不安もありました。障害福祉っていう分野は初めてでしたし、「どう接したらいいんだろう」っていう戸惑いもありました。でも、職員の方がマンツーマンで丁寧に教えてくださって、少しずつ慣れていきました。
利用者さんたちは、思っていた以上にコミュニケーションが取れる方が多く、逆に向こうから話しかけてくれることもあり、私も自然と打ち解けられました。人と話すのは好きなので、毎日少しずつ関わる中で、一人ひとりのことを理解していくのが楽しくなってきました。
悩んだり、しんどいなって思うことは、あまりなかったですね。分からないことがあっても、すぐに聞ける環境でしたし、何より利用者さんとの関わりが私にとってはすごく大切な時間になっています。
現在の仕事の内容や「やりがい」を感じる事
最初、パート職員で勤務し、今は正職員として、クリーニング部門でお仕事させてもらっています。主に、お客様からお預かりした衣類などを仕上げる作業を担当していて、利用者さんと一緒に作業しながら、その仕上げの指導もさせていただいています。
作業の内容としては、アイロンをかけて、きれいに畳んで、最後にビニールに入れるところまでが私の担当です。洗濯が終わって、仕上げ工程となります。
利用者さんに作業を伝えるのは、やっぱり難しい部分もあります。同じイメージを持ってもらうっていうのがなかなか難しくて、言葉だけじゃなくて、実際に見せながら、一緒にやってみて、「これは合ってるよ」「これはちょっと違うね」って、細かく丁寧に伝えるようにしています。
利用者さんは、理解力が高い方が多いので、伝わったときの笑顔を見ると、私もとても嬉しくなります。利用者さん一人ひとりに合った作業内容を、他の職員とも相談しながら決めて、お客様にも納得していただけるような仕上がりを目指しています。例えば、「たたむ」作業で最初はうまくできなかった方が、少しずつできるようになっていく過程をみていると、本当にやりがいを感じます。日々の休憩時間や行事のときなど、コミュニケーションを重ねて、その方に合った伝え方を工夫していくんですけど、それが伝わって、利用者さんが「できた!」って喜んでくれると、表情もすごく豊かになるんです。全身で嬉しさを表現してくれるので、私もその瞬間がとても嬉しくて、「この仕事をしていてよかったな」と思えます。
残業や休日について
ほとんど残業はありません。作業時間は、しっかり区切られていて、午前中に作業して、休憩を挟んで午後も決まった時間で動いています。品物の量によって「今日はちょっと長くなるかも」っていうこともありますが、ほぼ定時に終わる状況です。
急なお願いや、いきなり「今日残業です」っていうこともなく、クリーニング部門全体で、事前に情報共有し、「今週の○曜日は少し残業になるかもね」っていうように、見通しを持って動いています。洗い部門、仕上げ部門とも、情報共有しながら相談して決めているので、急な変更はほとんどないです。
クリーニング集荷地域は、岩見沢市内だけではなく空知管内にあり、北は美唄から、南は由仁町あたりまで。宿泊施設や温泉、病院、高齢者施設、ゴルフ場など、幅広く取引しています。ユニフォームやリネン類が中心ですが、個人のお客様のホームクリーニングも請け負っており、スーパー等で直営と取次店を何店舗か展開しています。
最近では、北広島市内の話題の施設の方にも関わらせていただいていて、そういった大きな施設からの依頼も増えてきています。なので、業務の幅は広いですが、職場全体で連携を取りながら、無理なく働ける環境が整っていると思います。
あって良かったと思う社内制度(資格取得や諸条件)はありますか?
毎年、人間ドックを受けさせていただける制度があって、健康面でもしっかりサポートしていただいています。それに、資格取得に関しても、いろんな研修や講座の案内をいただけるので、自分が「これ受けてみたいな」と思ったものには、自由に参加できる仕組みになっています。そういうところは本当にありがたいです。
休暇についても、職員同士で調整しながら、比較的取りやすい環境だと思います。さらに今年度から、隔週土曜休みが完全週休二日制になりました。この猛暑の中で、土曜日が休みになったのは本当に助かります。完全週休二日制になったことで、体のリズムも整いやすくなりましたし、家庭との両立もしやすくなりました。
この制度は、クリーニング部門だけじゃなくて、法人全体としての取り組みです。もちろん、利用者さんのための行事などもあり状況に応じて柔軟に対応する必要はありますけど、法人全体として働きやすい環境づくりをしてくださっているのを感じます。
光明舎の魅力をひとことで!
やっぱり一番の魅力は、利用者さんと一緒に仕事ができることですね。毎日顔を合わせて、作業を通じ、関わる中で、逆に私の方が元気をもらうことが本当に多いんです。ちょっとした一言に励まされたり、「また明日も頑張ろう」って思えたり。そういうのって、実際に体験してみないと分からないと思うんですけど、私にとってはすごく大きな力になっています。
利用者さんの笑顔を見ると、自然とこちらも笑顔になれるんです。それが何よりのやりがいですし、職員みんながそういう気持ちを共有していて、利用者さんの情報も細かく連携しながら支え合っているのを感じます。職員の皆さんも、障害に寄り添う気持ちがとても強くて、日々の関わりの中でその思いが高まっているのを感じる場面がたくさんあります。
それに、行事も楽しいです。運動会や季節のイベントなど、利用者さんと一緒に参加することで、普段とは違う一面が見られたり、新しい発見があったりして、交流の幅も広がります。そういう時間も、私にとってはとても大切です。
光明舎のことは本当に大好きです。ここで働くことで、元気をもらえて、他の企業ではなかなか味わえない魅力があると思っています。最近では手話にも興味を持つようになって、地域のお手伝いにもつながっています。手話を覚えることで、また新しい関わりが生まれるんじゃないかと思っていて、そういうきっかけをもらえるのも、この職場ならではだなって感じています。
これからエントリーする方へのメッセージ
私自身もそうだったのですが、「障害」と聞くと、どうしても最初はちょっと身構えてしまったり、「難しいんじゃないかな…」って思ってしまう方も多いと思うんです。でも、実際に現場を見てみると、そのイメージはきっと変わると思います。
だからこそ、まずは見学に来ていただきたいです。難しく考える前に、実際に働いている利用者さんや職員の姿を見てみてほしい。皆さん本当に一生懸命で、笑顔で仕事に取り組んでいて、その様子を見るだけでも安心できると思います。
見学は、気軽に来ていただいて大丈夫です。「考えるより、まず見てみる」っていうのが、いちばん伝わる方法かなって思っています。私もそうでしたから。
